残念な堀井さん。
さて。私はランチ何にしよう。

なかなか行かない社食でも良いし、会社の近くにある薬膳料理のお店もいいな。

薬膳料理、堀井さんは苦手だ。
だから行くことがまずない。滅多にない。

そもそも、ほとんど毎日堀井さんと一緒に行動をしているから基本的に好き嫌いのない私は、彼にランチの店選びは合わせているのだ。


よし、決めた。
次にいつ行けるか分からないから、薬膳にしよう。

私が財布を手にデスクを立ち上がると「相原さん」と背後から声がかかった。

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