残念な堀井さん。
彼は答えにくかったのか、私のした質問に「あー、うん」とか「まぁ」とか言葉にならないものを発している。

「別に答えにくかったら答えなくて大丈夫です。
何となく聞いただけだし」

私は食べ終わった空のプラスチック容器なんかを片付けながら言うと「続きやりましょ」と立ち上がった。


ご飯を食べたら、体が回復して効率良く動けるようになった。

雑誌の山は綺麗に揃えて、テープで括る。
よく分からない物は、空いていたプラスチック製の篭に入れてしまう場所は堀井さんに任せる。

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