夜になったら

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また、思い出してしまって、

枕を濡らしてしまう。




あれから10年経った今だって

会いたくて、

頭を撫でて欲しくて、

お話を聞いて欲しくて、

寂しくなるのだ。




考えてもしょうがない事。


そんなことは重々承知しているけれど、


でも、やっぱり

考えずにはいられない

思い出してしまうのだから。




こうやって考えていると


まるで、
時間が止まっているかのように思えるのだけれども


時計の針は相変わらず音を響かせている






また、私は眠ることが出来ないまま朝を迎えた。



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