詩
「あなたは、ご先祖様を愛していました。
・・・『愛と憎しみは紙一重』という言葉を知っていますか?
愛していたから、それと同じくらい憎いんですよ。
あなたは裏切られて、憎んだのでしょう?
なんとも思っていなければ、憎くもありません。
愛していたから、今、
涙も出るのでしょう?」
さっきまで、猫のまわりには火が迫っていました。
しかし、先ほどの神様の涙で消えていました。
猫と、こどもは喜びました。