拝啓、未来へ
どんな奴より可愛くて純粋で素直な君は、きっと知らない。
どれだけ君に助けられているか、救われているか。
俺が、どれだけ君を想っているか。
毎日きつくても、辛くても。
どんなに悲しくて打ちひしがれることがあっても。
面倒事も、嫌なことも。
すぐに忘れさせてくれる君という大きな支えがあること。
「……はる、ありがとお」
「ん?何が?」
――奇跡だ。
君という存在そのものが、俺にとっては。
「いや、なんでもない」
「ん?」
「さ、プリン食うか」
「うん!」
そんなこと、恥ずかしいから絶対に言わないけれど。