両思いなのに辛い
慧君は、ゆっくりとこっちに向かってくる。

目の前に来た。何か言わないと。そう思っても、不器用な私は何も言えずメモを慧君に渡す。

渡そうとして慧君が、手を出すところさえドキドキしてしまう。

渡した私は、すぐ教室に戻ってしまった。


そして、冬休みに入ってしまった。
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