結城くんにやきもちを妬かせるには


軽く触れるキス…私にはこれが精一杯で直ぐに離れようとした時…



「…んっ」



右手で手を握られたかと思うと、左手で後頭部を押さえられ離れることを阻止された。



甘い、少し大人なキス…



何度か繰り返されるキスに息ができず、結城くんのワイシャツをギュッと握る。



私が苦しいのに気付いてくれたのか、しばらくしてゆっくりと離れた私たちの距離。



「はぁ…はぁ…」



初めての深いキスに息を整えていると、結城くんが自分の膝に頬杖をついて私を見た。



「やっぱり、今日全然チョコ貰えなくて嫌だったから、もう1回していい?」



「え、ちょっとまだ…んっ!?」



息もまだ整え終わってないのに落ちてくるキスに逆らえない。



皆さん、どうやら結城くんはやきもち妬きのようです。



※やきもち妬きの彼にご注意ください。




❀END❀


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