再会したイケメン幼なじみは、私を捕らえて離さない。

「すっげぇタイプ。お願いだからちょっとだけでも話したい」


ええっ？


なに言ってるんだろう。


「冗談もほどほどにしてよね」


「こんなの冗談で言うかよ！ナンパとか生まれて初めてだし。今日を逃したら一生後悔しそうだから思い切って声かけたのに」


えええー…。


ますます怪しい。



「他あたって。そーいうの興味ないから」


「そう言わず！」


やだー、ほんとしつこい。


ショップに入っても遠慮なしについてくる。


「どれ欲しい？買ってやるよ」


怖いってば！


「いらない」


「遠慮するなって。一目惚れのお礼がしたいだけ」


「そんなの聞いたことないよ？」