再会したイケメン幼なじみは、私を捕らえて離さない。
するとおばさんが出てきた。


「真凜ちゃん、おはよう!いいところに来たわぁ、おばさん今から出かける用事があるのよ。あの子まだ寝てるの、起こして学校に連れて行ってくれる?」


ええっ、まだ寝てるの?


遅刻でしょ、もう間に合わないよ!


「そっ、そんなこと言われても困ります」


「ああっ、バスが出ちゃう。お願いね!」


ウソ…。


あたしを家の中に押し込んで、外から鍵をかけて行っちゃったよ?


なんて強引なんだろ。


あたしもそのバスに乗らないと、学校に間に合わないのに!


鍵をガチャガチャやっていると、家の中から声がした。


「うるせーな、寝れねーじゃん」


あ、涼真くんだ。


…あれっ、ちょっと違う?


昨日見たのより、顔が少し幼い気がする。


身長だって、あたしと同じぐらいだし…あれあれっ?


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