再会したイケメン幼なじみは、私を捕らえて離さない。

「やっぱりキスっ…」



「好き」



正面切って言われてしまうと、もうなにも言えなくなる。



ただ顔が熱くなるだけ…。



「好きだよ…」



囁くように言いながら、今度は頬にキス。



は…恥ずかしい…。



こういうのに慣れてないのもあるけど、涼真くんの甘さにどう反応すればいいのかわからない。



「あ…ありがとう」



お礼って！



自分でつっこむけど、あたしも好きとは言い出せない。



「どういたしまして」



「笑ってるし…」



「真凜からは？」



あたしから!?



「好きって言わないんだなーって」



「い、言わないよ」



っていうか言えない。