再会したイケメン幼なじみは、私を捕らえて離さない。
「ふたりとも、お願いだから静かにして!」



「はいっ」



あたしの言葉に即座に反応する清くんと烈くん。



なんなのこれ…。



「涼真の隣から見る真凜ちゃんで我慢する」



「俺は立って真凜ちゃんを眺める!」



いや、怖いから…。



「いくらでも見ていーけどな。触れるのは俺だけ」



なっ…なに言ってるの涼真くん!?



「涼真ーっ!!」



また、涼真くんがふたりにもみくちゃにされて、あたしが注意するっていうパターン。



学校に着くまでに周りの人に何度も睨まれた。



明日からしばらくこの時間には乗りたくない気分…。



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