再会したイケメン幼なじみは、私を捕らえて離さない。
そんな気持ちを知ってか知らずか、降りる頃には3人は大人しくなっていた。



「今日どこで遊ぶー?」



「お前んち?」



「おう」



涼真くんと烈くんがやり取りする中、清くんが私にコソッと話しかけてきた。




「今日さー、創立記念日で休みなんだ。遊ばね?」



どうりで、いつもは乗らないバスに乗って来たってわけ。




「そうなの?残念~、うちは学校あるんだよね」



「そうか。暇だからさ、面白いことやろうかと思ってる」



「面白いことって?」



「まぁ、見てろよ」



清くんはなにかを企むような顔をして、ほくそ笑む。



一体、なにを…始めるの?
















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