再会したイケメン幼なじみは、私を捕らえて離さない。
「彼女になった…よな?」



ええっ…そういう話だった!?



って、好きって言われたし…キスされたし…そう…なるの?



「わ…わかんない」



「照れてる」



「そんなんじゃないから」



急いで腕を振り払い自分の席に戻る。



やだー…顔が熱い。



彼女…私、そうなの?



ドキドキする私をよそにふたりで話し続けている。


「へー、さすが涼真。やるなぁ、やっぱモテる」



「これでもやっとOKもらったけどな。真凜は気まぐれだから、明日にはもう忘れてるかも」



うっ…それは、わからない。



また、記憶が消えたら?



昨日の夜のこと…全部忘れてしまうのかな。









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