再会したイケメン幼なじみは、私を捕らえて離さない。
涼真くんの優しいキス、言葉…想い。


全部全部、覚えていたい。


忘れたくない…。


「環奈はどーすんの?別れないって言ってなかった?」



ドキッ。



「昨日、話した。もう…今度こそ本当に終わりにしたいって」



え…そうなの?



環奈ちゃんと…改めてきちんと話したってこと?



「泣きわめいてた?またいつもの大暴れだろ」



ええっ、そんな風になっちゃうの?



「もう…構わないことにした。これからも友達でいられたらって前は思ってたけど、それだと多分俺はずっと…本当に大切な物を見失う」



「まぁ、その方がいいかもな。涼真は優しいから優柔不断になりがち」



環奈ちゃんとは、もう完全に切れたと思っていいの?



そういうことだよね…。










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