再会したイケメン幼なじみは、私を捕らえて離さない。
「なにも知らないくせにっ…」



ベッドに寝転び布団をかぶってしまった。



「環奈ちゃん…」



「寂しい時、泣きたい時…いつも涼真が駆けつけてくれた。なのに最近は来てくれない。真凜ちゃんが現れてからだよ」



布団をかぶってしまっているから、表情は見えないけど…声が掠れてるからまだ泣いているのかも…。



涼真くん、優しいからなぁ。



気持ちはないって言ってたけど、そういう優しさって罪だよね…。


涼真くんがハッキリした態度を取り始めたのって…私のせいなの、か。



ふたりは別れたにしろ、私が現れてなかったら、また付き合っていたのかも。



なんて言えばいいのかな…全く言葉が浮かばない。


黙っていると、環奈ちゃんが起き上がった。











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