再会したイケメン幼なじみは、私を捕らえて離さない。
「これどうやって折ったの?すごーい」
「…………」
戻ってきた子たちの中心にいるのは環奈ちゃん。
手にしているのは…。
「あーっ!私のハート!!」
赤いハートの折り紙。
思わず叫んで駆け寄る。
「環奈のだもん…」
初めて、環奈ちゃんが話す声を聞いたかもしれない。
か細くて、弱々しい…けど透き通っていて綺麗な声。
ぎゅっと握りしめて離さない。
「私のハート!!返して」
そんなに綺麗に折れるのは、折り紙が得意な涼真くんだけだもん!
壁に貼ってある環奈ちゃんの折り紙作品はあまり上手じゃないのを、知ってる!
「ケンカしないのー!また真凜ちゃんなの?」
先生がやってきて、呆れ顔で見られる。
「…………」
戻ってきた子たちの中心にいるのは環奈ちゃん。
手にしているのは…。
「あーっ!私のハート!!」
赤いハートの折り紙。
思わず叫んで駆け寄る。
「環奈のだもん…」
初めて、環奈ちゃんが話す声を聞いたかもしれない。
か細くて、弱々しい…けど透き通っていて綺麗な声。
ぎゅっと握りしめて離さない。
「私のハート!!返して」
そんなに綺麗に折れるのは、折り紙が得意な涼真くんだけだもん!
壁に貼ってある環奈ちゃんの折り紙作品はあまり上手じゃないのを、知ってる!
「ケンカしないのー!また真凜ちゃんなの?」
先生がやってきて、呆れ顔で見られる。