再会したイケメン幼なじみは、私を捕らえて離さない。
幼稚園でも、お友達がヒソヒソと話しているのが聞こえる。



「真凜ちゃんと遊んだら家に帰れなくなるよってママが言ってた」



「涼真くんもそろそろ閉じ込められるのかな…かわいそうだね」



「真凜ちゃんって、やっぱり怖いよね」



違うって言っても、信じてくれなかった。



涼真くんを守ることはできても、自分のことはいっぱいいっぱいで…。



気づいたときには、言葉がうまくでなくなっていた。



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