再会したイケメン幼なじみは、私を捕らえて離さない。

夢か現実か

「真凜…」



優しい声の主は誰?



私を見つめているのは…。



あぁ、涼真くんだ。



どうしてこんなに大人っぽくなっちゃったの?



そうだよ…これは夢。



何度も、何度も夢に見たよ。



涼真くんとまた会いたい…ってずっと思ってたの。



どうして引っ越しちゃったんだろう。



一緒にいればよかった…って思った。



だけどママは引っ越してから泣かなくなったし、私も平穏な日々を過ごせている。



涼真くんに会えるのは、夢の中だけなの。



目が覚めれば、また…忘れてしまう。



だから今は…いいよね。



< 305 / 348 >

この作品をシェア

pagetop