再会したイケメン幼なじみは、私を捕らえて離さない。
「涼真くん…」



手を伸ばせばすぐそこに涼真くんがいる。



ぎゅっと手を握ると、涼真くんも握り返してきた。



「目が覚めてよかった…」



これは夢だよね?



辺りを見回すと、保健室のベッドに横たわっていることに気づく。



これは…



夢じゃない。



現実だ…。



少しずつ思い出してきた。



「やっと起きたのかよー!」



涼真くんの後ろからひょこっと顔を出したのは清くん。



やっぱりこっちが現実…。



寝ている間に、過去の出来事を夢に見た。



色んなことを思い出したせいか、頭がすごく重い…。











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