再会したイケメン幼なじみは、私を捕らえて離さない。
また、忘れるのかな…。



「真凜…顔色が悪いな。まだ横になってろよ」



起き上がろうとしたら、涼真くんに押さえつけられた。



「清、待っててもらったのに悪いけど先に帰れよ」



「マジかーっ。真凜ちゃんと帰りてぇのに」



「また次回。今日は…ごめん」



「わかった!先に帰るな」



清くんはあっさり帰って行った。



「涼真くんも先に帰って?私はもう大丈夫だから…」



「それが大丈夫なツラかよ。心配で帰れるわけない」



「涼真くんは心配症なんだから」



「心配するに決まってるだろ。あと何回気ぃ失うつもりだよ…心臓もたねーよ…」



辛そうな顔でため息をつく。








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