再会したイケメン幼なじみは、私を捕らえて離さない。

もう忘れたくない

その日の夜…。



自分の部屋で宿題をしていると、窓をコツコツと叩く音が聞こえる。



なっ…なに?



ビクッとしたけど、涼真くんが鍵を開けておいてと言っていたことを思い出した。



烈くんと遊んだあと、うちに来るんだっけ!?



すっかり忘れてた。



カーテンと窓を開けると、涼真くんが部屋に入って来た。



「忘れっぽいな、真凜は」



「涼真くんは覚えてたんだ?今日色んなことがあったからすっかり…」



「会いたかったから」



その一言で、もう何も言えなくなる。



会いたくないわけじゃないんだよ?



「あ、そーだ。清から連絡があって、彼女とまた付き合うことになったらしー」



「そうなんだ?よかったね」



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