再会したイケメン幼なじみは、私を捕らえて離さない。

『話すことねーもん』


こんなメッセージもらったら落ち込む！


話したいって言ってるのにこの返し？


「冷たくない？」


「勝手に読むなよなー」


「見るつもりはなかったの。相手、女の子だよね。もう少し優しい返事できないの？」


「真凜が言うならそーするかぁ」


クスクスと笑いながら、この授業の後に会う約束をしている。


「責任取れよ、真凜も一緒な」


「ええっ、どうしてあたしが！」


「俺を助けると思って。この通り」


会うのがそんなに嫌な相手なのかな…。


「なにもできないよ？」


「だいじょうぶ」


なにが大丈夫なのよ。


ほんと涼真くんってノリが軽すぎていまいち掴めない。


「トラブるの嫌だからね。もし…付き合うなら、ややこしいのはナシね」


「あ、そう。時間かかりそうだな」


そうなの!?