君が幸せなら、それでいい。
アイスを食べ終え、僕達は家への帰路を進んでいた。
「いやー、お腹いっぱい!」
僕のリュックを軽く握っている凛が満足そうに言った。
「また行こうね。」
「絶対だからねー!?約束!」
凛が小指を出してきたので、僕の小指も絡める。
凛が指切りげんまんをしている間、僕は肝試しのことを思い出していた。
きっと明日には葵が早く肝試しに行こうと誘ってくるに違いない。
いくら怖くない僕でも、流石にふたりで行ってはあまり面白くないと思った。
肝試しが好きそうな誘える人…。
僕は少しだけ遠くを見つめる。
「優ちゃん?聞こえてる?」
凛が心配そうに声をかけてきた。
「ああごめん。考え事してた。」
「そっかー。」
僕は思い切って凛聞いてみることにした。
「そうだ!凛!肝試しとか興味ない?」
丁度いいところに、好奇心旺盛な女の子がいたものだ。
たしか、凛は幽霊とか大丈夫だったはずだ。
「肝試し?行きたい行きたい!!」
僕の予想通り、凛は肝試しに興味を持ってくれた。
「じゃあまた明日詳しく話すね。」
歩いているうちに、もう随分と凛の家の近くに来ていたようだ。
凛の家の前で止まる。
「うん!わかった!」
少しだけ立ち話をしていると、凛はクシャミをした。
「やっぱり風邪ひいたんじゃない?」
「そんなことないよー!」
「そろそろ寒くなってきたし、本当に気をつけなよ?」
「もー分かってるってー。心配しすぎ!ほら、優ちゃんが風邪ひいちゃうよ!?」
凛は早く帰りなさいと言わんばかりに、僕の背中をグイグイと押してきた。
「わかったって。また明日ね。」
僕はまたね、と声をかけて歩き出す。
凛は僕が見えなくなるまで、手を振り続けていた。
「いやー、お腹いっぱい!」
僕のリュックを軽く握っている凛が満足そうに言った。
「また行こうね。」
「絶対だからねー!?約束!」
凛が小指を出してきたので、僕の小指も絡める。
凛が指切りげんまんをしている間、僕は肝試しのことを思い出していた。
きっと明日には葵が早く肝試しに行こうと誘ってくるに違いない。
いくら怖くない僕でも、流石にふたりで行ってはあまり面白くないと思った。
肝試しが好きそうな誘える人…。
僕は少しだけ遠くを見つめる。
「優ちゃん?聞こえてる?」
凛が心配そうに声をかけてきた。
「ああごめん。考え事してた。」
「そっかー。」
僕は思い切って凛聞いてみることにした。
「そうだ!凛!肝試しとか興味ない?」
丁度いいところに、好奇心旺盛な女の子がいたものだ。
たしか、凛は幽霊とか大丈夫だったはずだ。
「肝試し?行きたい行きたい!!」
僕の予想通り、凛は肝試しに興味を持ってくれた。
「じゃあまた明日詳しく話すね。」
歩いているうちに、もう随分と凛の家の近くに来ていたようだ。
凛の家の前で止まる。
「うん!わかった!」
少しだけ立ち話をしていると、凛はクシャミをした。
「やっぱり風邪ひいたんじゃない?」
「そんなことないよー!」
「そろそろ寒くなってきたし、本当に気をつけなよ?」
「もー分かってるってー。心配しすぎ!ほら、優ちゃんが風邪ひいちゃうよ!?」
凛は早く帰りなさいと言わんばかりに、僕の背中をグイグイと押してきた。
「わかったって。また明日ね。」
僕はまたね、と声をかけて歩き出す。
凛は僕が見えなくなるまで、手を振り続けていた。