諸々ファンタジー5作品
奏でる曲
『プロローグ』
キミは、理解できるだろうか。
音の存在する世界の中で、音が無いのを意識し、囚われたオレを。
キミも味わえばいい。オレの味わった世界を。そう、共に。
無音の奏でるメロディが身に刻まれる。経験したことのない感覚に、何と表現して良いのか言葉を探して惑う、無様なオレを。見つけて欲しい。
無音の奏曲に囚われ、泥濘を望んだオレと共に。
ワタシが知らずに生み出した、無音の世界。目が合ったと、あなたは言うけれど、ワタシは知らない。
アナタの作り出す世界は、無音と、かけ離れている。それは、アナタが一番よく知っている事。
私は孤独を願い、闇を望んで、アナタが提供する世界に浸ったのだから。光を降り注ぐのは止めて。
無音の奏曲に囚われ、泥濘から抜け出せないワタシは解放を望む。
音の無い曲。奏でるのは不明な世界。
一瞬の生み出した世界に囚われ、二度と得られないような偶然に、想いを馳せて。
無音な奏曲の囚われ人
キミは、理解できるだろうか。
音の存在する世界の中で、音が無いのを意識し、囚われたオレを。
キミも味わえばいい。オレの味わった世界を。そう、共に。
無音の奏でるメロディが身に刻まれる。経験したことのない感覚に、何と表現して良いのか言葉を探して惑う、無様なオレを。見つけて欲しい。
無音の奏曲に囚われ、泥濘を望んだオレと共に。
ワタシが知らずに生み出した、無音の世界。目が合ったと、あなたは言うけれど、ワタシは知らない。
アナタの作り出す世界は、無音と、かけ離れている。それは、アナタが一番よく知っている事。
私は孤独を願い、闇を望んで、アナタが提供する世界に浸ったのだから。光を降り注ぐのは止めて。
無音の奏曲に囚われ、泥濘から抜け出せないワタシは解放を望む。
音の無い曲。奏でるのは不明な世界。
一瞬の生み出した世界に囚われ、二度と得られないような偶然に、想いを馳せて。
無音な奏曲の囚われ人