【完】ずっと友達なんて嫌だ
てことは⋯⋯やっぱり違うんだ。
「すっっっごく興味があるんだけどっ!!」
「無理」
「⋯⋯お兄ちゃんさ、話す単語増やそうよ」
すっごい小文。というか、単語文。
「大丈夫。祐菜の前では普通だと思うから」
「じゃあ私の前でも普通にしてよー」
「出来るわけないだろ。この態度で何年家族と過ごしてると思ってんの」
はぁ。
要するに恥ずかしいってわけですか、うんうん。
「うざ」
口悪いよねぇ本当に。
「あ、てか、今普通に帰ってるけど、双子は?」
「さっき尚から、一緒に帰れないって来た。お前のところにも来てんじゃね?」
「⋯⋯あ、来てた」