【完】ずっと友達なんて嫌だ
「家まで送る」
「え!?いいのに!すぐそこだよ?」
「でも、意外と暗いしな、外」
「あ、ありがと」
正直別れたくなかったから嬉しい。
「なんか素直だなぁー」
「はぁ?いつも素直ですけど!?」
「いやいや、それは無いだろ!」
いっっつも素直なのになぁ。
失礼なやつ。
「ほら、すぐ着いたじゃん。ね?」
「まぁ」
「でも、ありがと」
「いえいえー!」
春輝くんお得意の明るい笑顔を向けられる。
なんか、キラキラしてて眩しいんだよなぁ。
「姉貴?」
「あ、颯。おかえり!」
「ただいま。この人は?」