誰にもあげない。私だけのお兄ちゃん♡
「…まさか…レアを…」

「あの女の肉で色んなお料理作ったの♪私は食べたくなかったからご近所さんに沢山配ったらみんな美味しい!って言ってたよ♪」

「ふざけんなっ…」

ケーサツ呼ぼうとしたのかな?スマホを拾おうとしたお兄ちゃん。でも、スマホは私が没収♪

「返せ!」

「嫌だよ〜。だってそんなことしたら私、お兄ちゃんと会えなくなっちゃうじゃん。もう逃がさないよ?」

私は小さめの包丁を沢山、お兄ちゃんに投げた。もう片方の腕、両足…と、四肢をズタズタに傷つけられたお兄ちゃんはもう動けない。うずくまって私を睨みつけることしかできないお兄ちゃん。
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