未知の世界6
そして何人ものドクターが並んでこちらにやってきた。
そして何やら事務長さんの持つ資料を見て、ドクターにそれぞれ名前を呼ばれる。
数名が呼ばれた後、一人の男性ドクターが私を見た。
身長は孝治さんよりも高いのではないかと思うほどの長身。ヒゲも生えてて見た目40代くらいの男性ドクターが、私の名前を呼んだ。
「はい。」
返事をしてドクターの方へ。
『よろしく、ジャクソンだ。』
軽く頭を下げる。
『今日から僕が君と仕事をする。
分からないことがあったらなんでも聞いてよ。』
「わかりました。よろしくお願いします。」
ありきたりな英語だけど、挨拶もしっかり英語で言わないと、言いたいことが言えなくなってしまう。
空港に着いてまだ数時間しか経ってないけど、私の一日目の仕事が既に始まろうとしていた。