未知の世界6
「えっ!?どうして?」
『ハロー、元気?』
部屋に入って来たのは…
椎名先生だった。
「え?え?え?」
『嬉しそうだね。』
いや…そんなことはないけど、なぜ?
ハテナが頭から弾けそうな私をよそに近づいてくる椎名先生。
『はい、そのまま横になって。』
そしてその命令口調…懐かしい。いや、違う!どうしてだ?
『早く横になる!』
両肩を押されてベッドに仰向けになると、手慣れた様子でシャツのボタンを外し始めた。
『じゃあ、僕はこれで。』
そう言ってたけるは部屋を後にしていく。
待ってよぉ!置いていかないで、せめてこの状況を説明して…。