未知の世界6
病院に着いてすぐにやることは、術衣に着替えること。たけるから言われたものも持って、医局に向かう。
『医局に誰もいなければ、まだ寝てるか…それとも出払ってるか。』
「寝てるなんてことあるの?」
『ほとんどない。』
ハハと言ってみたものの、朝から笑えない。
医局に着くと、思っていたとおり…誰もいない。
『とりあえず、コーヒー入れて、掃除して、ゴミ集めて。終わったら救急に行ってみよ。』
たける先輩の指示とおり、言われたことを終えたら、二人で救急に向かった。