ずっとそばで
私が驚いて誠をみていると、私に近づいてきた。









ふわっと優しいぬくもりに包まれる。










「あんま可愛いこと言ってると、家に帰った時どーなってもしんねーよ?」










「誠なら、どーなってもいーよ?」










珍しく私が対抗すると、










「へぇ〜それは楽しみだなぁ」










なんて言うから、結局わたしの負け。










誠は私のおでこにそっとキスを落とすと、
私のおでこに自分のおでこをあててきた。










「千春、高校卒業したら、俺と結婚しよう。
ずっと千春と一緒にいたい。」











「わっ、私も、私もずっとずっと誠と一緒にいたい!
だから、こんな私でよければ、よろしくお願いします」










「千春がいい。
てか、千春じゃなきゃやだ。
愛してるよ、千春。」









「私も...んっ」









"私も愛してるよ"









そういう前に私の唇は誠の唇で塞がれていて...

風邪だと言うことを忘れて、キスに夢中になっていた。










< 182 / 184 >

この作品をシェア

pagetop