ずっとそばで

待ちに待った午後！




コンコンッ

ｶﾞﾗｶﾞﾗｶﾞﾗ




｢ここだよー
同じ部屋の
藤咲千春ちゃん｣



｢藤咲千春です。
よろしく！｣



｢永原 雫です。
よろしく。｣



｢じゃあ雫ちゃん、こっちのベッドに寝てねー｣



｢はい。｣



そう言って向かいのベッドに行ってしまった。
カーテンをしめられたからお話すること出来ないな…


｢早速だけど熱測ってねー｣



カーテンの向こうがわから誠先生と雫ちゃんの話し声が聞こえる。



ﾋﾟﾋﾟﾋﾟﾋﾟｯ


｢何度？｣



｢38.2です｣


｢点滴しようか｣


｢はい。｣



｢腕出して｣






｢よし、おわり。じゃあ少し寝ててね。おやすみ｣




｢はい。ありがとうございます。｣