キミと私のひと夏の恋
しばらく歩くと、豪邸に着いた。
「はあ?なんなん」
男はそのまま門をくぐり家の中へ入っていった。
「おかえりなさいませ。」
ドアを開けると何十人ものメイドがそこにいた。
?「ぁあ。」
「ちょっと!意味わかんないんだけど。」
?「ぁあ。ここ俺ん家」
「そんな事分かってる。」
?「とりあえずここ風呂だから入ってこい。」
「はあー?」
男は、ドアを開けわたしを押し込んだ。
はあ…
思わずため息が出た。
でも、もう何日も入ってなかったから大人しく入ることにした。
全て洗い湯船に浸かった。
「あったかい…」
自然と涙が溢れそうになった。
でも、グッと堪えた。
しばらくし風呂から上がった。
そこにはボロボロの服はなく真新しい服が用意されていた。
「はあ?」
ーコンコン
?「上がったか?そこの服着ろよ。」
「こんなん、きれるわけないじゃん」
?「いいから。お前の服ボロボロだったから捨てたから。」
「はあー?勝手に人の服すてないでくれない?」
「いいから早くしろ。」
もう一度ため息をつき、服を着た。
ーガチャ
?「やっと出てきたか。おせーよ」
「はあー?」
わたしの言葉を無視し、そいつはまたわたしの手を引き歩きだした。
どうなってんのよ…
男はそんな私を無視して、一つの扉を開けた。