キミと私のひと夏の恋
はあ…
あいつらはどうなってんだよ。

俺はちひろが寝たのを確認し暁斗さんに電話をかけた。

ープルルルル

暁斗さん「はい。どうかされましたか?」

「あっ!暁斗さん?さっきかのんちゃんが来たんだけど、ちひろとちょっと揉めたみたいで…」

暁斗さん「そうでしたか…それは申し訳ございません…」

「あっ。いえ。それはいいんですが…かのんちゃん苦しくなっちゃったみたいで…医者に診てもらわなくて大丈夫ですかね…?」

暁斗さん「そうですね…。いつも過呼吸になるとちひろ様が抱きしめ落ち着かせていましたので…」

「そうだったんですね…。今日はちひろ手を振り払われたみたいで、なんか落ち込んでいて…」

暁斗さん「そうでしたか…。とりあえずかのんさんだけでも迎えに行きますね」

「あっ。いえ。2人が起きたらちゃんと向き合って話した方がいいかと思って!」

暁斗さん「そうですね。ではお願いしてもいいですか?何かありましたらまたお電話ください。」

「わかりました。ありがとうございます。」


そう言い、電話を切った。

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