キミと私のひと夏の恋
しばらくお互い何も話さず、ソファーへ座っていた。

ちひろは私を助けてくれた
でも、私は…
泣きそうになり、俯いた。


ちひろ「どうしたんだよ」


そう言いながら顔を覗き込んできた

私は横に首を振った


ちひろ「なに我慢してんだよ。俺の前ではなにも我慢するな。」

そう言いながら、頭にポンッと手を置いた。


ちひろ「ほら、話してみろ」

「私…ちひろに助けられたのに…でも…私…」

ちひろ「落ち着け。言いたい事は分かったから。」

ちひろが背中をさすった。

その時初めて気づいた。
呼吸が荒くなってる事に。
上手く呼吸が出来なくて、苦しい。
頭がクラクラして、痺れてきた。

それもいつもの事
時間が経てば治る

でも、今日に限って全然治らない

そして、私はそのまま意識を失った。



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