濃密に溶かしてあげる
さてと、私は帰るかな。

ちゃんと歩けるうちに〆ないとね。

「琴美、そろそろ帰ろ」

琴美は私の声が耳に入らなかったらしく、

「市田主任ー!」
「ちょっと、琴美、なにしてんの?」
「いいじゃん。ご馳走になるチャンスー」
「私は帰るわよ」

私の発言はスルーされ、私たちに気付いた市田主任
らは、手を振りながら近付いてくる

はぁー、、、

もう、これ以上飲めないってのに

「主任、お疲れ様です。珍しいですね。主任が
ビアガーデンなんて」
「あぁ、今日がオープンだって牧野に聞いてな、
残業の褒美にご馳走してやろうかと来たんだ」


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