濃密に溶かしてあげる
突然奪われた唇は、なぜか心地良くて、次第に熱を
帯びていく

ヤバイ、クラクラする

何度も角度をかえて、欲望のままに求められる唇に
最早抗うことを忘れる

身体は正直だ

もしかしたら、身体の相性もいいかもしれない

なんて、下衆な考えね。

やっと自由になった唇は物足りなさすら感じた

「いきなり、何するのよ!」
「いいって言ったのは杏だろ?それに俺のキスに
溺れてたくせに」

あ、、杏て、呼びすてにしたわね!

後輩のくせに。

それに、、、

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