濃密に溶かしてあげる
嫌われるもなにも、私は最初からそんな対象として
見てないもの

まぁ、何回かドキッとしたことはあるけど、それは
恋とは違うと思う

だから、、、

「いくら話し合っても結論は同じよ。私は鮫島くんを
恋愛の相手として見ることは出来ない」
「なぜ、言い切れる?」
「今ここで二人きりでいても何も感じない。
分かったら、もうこの話はおしまいね。じゃあ、」

自室へ戻ろうと立ち上がった私を、引き寄せて
抱きしめた

そして、こう呟いた

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