ネェ、オレヲアイシテ?Ⅲ~Promise or Secrets~
「……やめろよ、兄さん」
直後、光輝が診察室に入ってきて、言った。
「光輝、聞いてたのか?」
首を傾げて、俺は言う。
「……だって、一緒に帰らないなんて、絶対何かあると思ったから。でもまさか、こんな話してるなんて思ってなかった。
空我先生、まだ俺と先生の賭けは終わってないんですよね。だったら、俺は選びますよ。兄さんが少しでも生きれる未来を。
正直、裏総長って話は悪くないと思う。でも、神様になんてなれるわけない!! 兄さんは普通じゃないんだよっ!?」
俺の肩を揺さぶって、光輝は叫んだ。