ネェ、オレヲアイシテ?Ⅲ~Promise or Secrets~
「……そんなことより、光輝早く飯作れよ!腹減った!」
俺の肩を叩いて、翼咲は笑った。
「ああ、作る。翼咲、お前も手伝え」
「へいへい」
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――バンッ!!
「ふざけんな!! 逃がしてんじゃねぇよ! 」
夕食を食べ終わった兄さんが部屋に戻った直後、俺は翼咲に、頬を思いっきり叩かれた。
「分かってる。……妖斗は必ず見つける」
ぎゅっと拳を握りしめて、俺は言う。
「……あぁ、当然だ」
苦虫をかみ潰すような顔をした後、翼咲はしっかりと頷いた。