ネェ、オレヲアイシテ?Ⅲ~Promise or Secrets~
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「暁にぃお帰りー!!光にぃも!!」
家に帰ると、妖斗が俺に勢いよく抱きついてきた。
「おう!ただいま、妖斗」
「ついでみたいに言ってんじゃねぇーよ」
ふざけ半分に、光輝は妖斗の額にデコピンをした。
「アハハ!……お帰り、光輝」
「……ああ、ただいま聖里奈」
リビングのドアを開けた聖里奈は、それを見て声を上げて笑った後、早足で俺達の方まで歩いて来た。
「遅せぇんだよ光輝ー!兄さんもな」
翼咲は聖里奈の後ろから現れると、そう言って、やんちゃそうに笑った。
「お帰り光輝、暁斗!」
その後ろから真凜も現れて、彼女は元気よく笑って俺達を出迎えた。