ネェ、オレヲアイシテ?Ⅲ~Promise or Secrets~


「……ホストとして生きる方法ですか」


「あぁ。‥‥今も昔も、俺にはそれしか無いと思ってたし、そう教わった。話そうか、約束通り。こんな身体になった理由とも関係してる話だから。後ろにいる奴らも一緒に聞いてもいいよ」

後ろ?

「バッ、バレてんじゃん翼にぃのばか!俺も怒られんじゃん!」 


「は?妖斗が光輝どこって騒いでたから来たんだろっ!?」

ドア越しに、そんな声が聞こえてきた。

よくみると、ドアが少しだけ開いている。開いている隙間から、紺色の髪と赤色の髪が見えた。

「はぁー、お前ら、盗み聞きは立ち悪りぃぞ」

俺はドアを開けて、翼咲と妖斗に言った。
  
「……悪い」「ごめんなさい」

「まぁ別にいいけど。紅葉さんも怒ってねぇし」

ぼやくように俺は言った。



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