そばにいさせて~クールなあなたとのセカンドストーリー⭐番外編追加⭐
「ほら、入るわよ」
真知さんが立ちつくす私に小声で言い、私の腕を掴むと引っ張られるように部屋に足を踏み入れた。
一気に緊張が増し、足が微かに震えている。
真知さんが言ってた通りだ。そんなことあるわけないって思いながら聞いてたのに。
「こちらへ」
山村秘書に案内されるままソファーの前に二人並んだ。目の前にはさきほどの美しいGMが至近距離で立っている。
切れ長の目が無表情に私の目を捉えていた。
一気に体中が沸騰して体全体が心臓になってしまったみたいにドキドキしている。
「今日はお忙しい中お時間取って頂きありがとうございます。東方新聞社の宮部真知と申します」
真知さんは緊張しながらもさすがプロ、落ち着いて自己紹介をしながら名刺をGMの前に差し出す。
GMは名刺を受け取り頷くと、座るよう私達に促し自分もソファーに深く腰掛けた。
「こちらの方は?」
GMが私の方に再び視線を向ける。
「あ、こちらの者は今回の座談会企画に協力頂くオフィス利用者の岩倉友梨さんです」
「よ、よろしくお願い致します!」
慌てて座ったままペコリと頭を下げ、バッグから名刺を取り出し震える手でGMに差し出した。
「いわくら・・・・・・」
GMはなぜかじっと私の名刺を見つめていたが、すぐに何事もなかったかのように真知さんに顔を向けた。
「申し訳ないが、この後も予定が詰まっていてあまり時間がないので手短にお願いするよ」
クールな物言いにびくんとなってしまう。
ものすごい威圧感というか、たったその一言にすら有無をも言わさない迫力を感じる。
これが東條物産の御曹司、そしてハピーオフィスのやり手GM、東條大智。
その声も佇まいも話す内容も私の周りには存在しなかった人種だ。
ぼーっとドキドキしながらただ見つめるしかできない私の横で、真知さんはGMに言われた通り、手際よく企画を説明し今後の予定を決めていった。
真知さんが立ちつくす私に小声で言い、私の腕を掴むと引っ張られるように部屋に足を踏み入れた。
一気に緊張が増し、足が微かに震えている。
真知さんが言ってた通りだ。そんなことあるわけないって思いながら聞いてたのに。
「こちらへ」
山村秘書に案内されるままソファーの前に二人並んだ。目の前にはさきほどの美しいGMが至近距離で立っている。
切れ長の目が無表情に私の目を捉えていた。
一気に体中が沸騰して体全体が心臓になってしまったみたいにドキドキしている。
「今日はお忙しい中お時間取って頂きありがとうございます。東方新聞社の宮部真知と申します」
真知さんは緊張しながらもさすがプロ、落ち着いて自己紹介をしながら名刺をGMの前に差し出す。
GMは名刺を受け取り頷くと、座るよう私達に促し自分もソファーに深く腰掛けた。
「こちらの方は?」
GMが私の方に再び視線を向ける。
「あ、こちらの者は今回の座談会企画に協力頂くオフィス利用者の岩倉友梨さんです」
「よ、よろしくお願い致します!」
慌てて座ったままペコリと頭を下げ、バッグから名刺を取り出し震える手でGMに差し出した。
「いわくら・・・・・・」
GMはなぜかじっと私の名刺を見つめていたが、すぐに何事もなかったかのように真知さんに顔を向けた。
「申し訳ないが、この後も予定が詰まっていてあまり時間がないので手短にお願いするよ」
クールな物言いにびくんとなってしまう。
ものすごい威圧感というか、たったその一言にすら有無をも言わさない迫力を感じる。
これが東條物産の御曹司、そしてハピーオフィスのやり手GM、東條大智。
その声も佇まいも話す内容も私の周りには存在しなかった人種だ。
ぼーっとドキドキしながらただ見つめるしかできない私の横で、真知さんはGMに言われた通り、手際よく企画を説明し今後の予定を決めていった。