そばにいさせて~クールなあなたとのセカンドストーリー⭐番外編追加⭐
自分の家にいるからなのか、GMの表情は普段よりもずっと穏やかでその笑顔もGMという存在を忘れさせてくれるほど柔らかかった。
彼の今まで見たこともない姿を知っていくたびに、自分の押さえなければいけない気持ちがその蓋を破ろうとすごい力で押し上げてくる。
こんなにも安心して寄りかかれるような人にこれから先出会うことがあるのかな。
もし、出会わなかったら私はきっとずっと一生一人でいるかもしれない。
そんなことを思いながら、微笑む彼の横顔を見つめていた。
その時、突然部屋のチャイムがリビングに響く。
「ん?こんな時間に誰だ?」
GMはダイニングにある玄関モニターに向かった。
『柳本です』
モニターには柳本さんの顔が映っている。
「翼?一体こんな時間にどうしたんだ」
GMは少し困ったような顔をして私に顔を向けた。
『なんだ、帰ってたんだ。スマホに電話入れてもちっとも出ないからさ。ちょっと明日の打ち合わせの件で至急見てもらいたい資料ができたので持って来た』
「え」
GMは額に手を当てたまま私に確認を求めるかのような表情で見てくる。
私はそんなGMに頷いた。
だって、しょうがないよね。
それに、ちっともやましい関係ではないし、家に帰ることができない私の為に部屋を貸してくれるってだけなんだもん。
「わかった、じゃ上がってきて」
GMはモニターに映る柳本さんにそう言うと、玄関ロビーの扉を開けた。
彼の今まで見たこともない姿を知っていくたびに、自分の押さえなければいけない気持ちがその蓋を破ろうとすごい力で押し上げてくる。
こんなにも安心して寄りかかれるような人にこれから先出会うことがあるのかな。
もし、出会わなかったら私はきっとずっと一生一人でいるかもしれない。
そんなことを思いながら、微笑む彼の横顔を見つめていた。
その時、突然部屋のチャイムがリビングに響く。
「ん?こんな時間に誰だ?」
GMはダイニングにある玄関モニターに向かった。
『柳本です』
モニターには柳本さんの顔が映っている。
「翼?一体こんな時間にどうしたんだ」
GMは少し困ったような顔をして私に顔を向けた。
『なんだ、帰ってたんだ。スマホに電話入れてもちっとも出ないからさ。ちょっと明日の打ち合わせの件で至急見てもらいたい資料ができたので持って来た』
「え」
GMは額に手を当てたまま私に確認を求めるかのような表情で見てくる。
私はそんなGMに頷いた。
だって、しょうがないよね。
それに、ちっともやましい関係ではないし、家に帰ることができない私の為に部屋を貸してくれるってだけなんだもん。
「わかった、じゃ上がってきて」
GMはモニターに映る柳本さんにそう言うと、玄関ロビーの扉を開けた。