そばにいさせて~クールなあなたとのセカンドストーリー⭐番外編追加⭐
「俺のいない間に君がどうにかなったら困る。俺とお前が一緒に住んでるなんてことがわかったら色々と面倒だからね」
東條さんはクールな表情でそう言うと、くるっと私に背を向けビジネスバッグに入っている手帳を取りに行った。
・・・・・・そうか。
東條さんちに私みたいな女性がいるってことがばれたらきっと色々とやっかいなんだ。
仕事にも支障が出るかもしれない。
それに、ひょっとしたら知らないだけでお付き合いしている女性もいるかもしれないし。
本当に迷惑な話だ。こんな私が東條さんちに転がりこんでるなんて。
柳本さんにも誰にも言うなって釘刺してたし。
昨晩は、あんな状況で私を放って帰れなかっただけ。
私じゃなくたって、きっと誰に対してもそうしてたのかもしれない。
ほんの少しでも期待してた私が馬鹿だった。
体が一気に重たく息苦しくなってくる。
病は気からっていうけれど、本当にそうだ。
「おい、大丈夫か?」
遠くで東條さんの声が聞こえたような気がした。
*********
目を開けると、白い無機質な部屋のベッドに寝かされていた。
目線よりも少し斜め前に点滴がぶら下がっていて、その管は私の腕に繋がっている。
「目、覚ました?」
誰かの声がした。
東條さん?
声の方にゆっくりと顔を向けた。
「まだ顔色悪いな」
そこには心配そうに私の顔をのぞき込む柳本さんがいた。
東條さんはクールな表情でそう言うと、くるっと私に背を向けビジネスバッグに入っている手帳を取りに行った。
・・・・・・そうか。
東條さんちに私みたいな女性がいるってことがばれたらきっと色々とやっかいなんだ。
仕事にも支障が出るかもしれない。
それに、ひょっとしたら知らないだけでお付き合いしている女性もいるかもしれないし。
本当に迷惑な話だ。こんな私が東條さんちに転がりこんでるなんて。
柳本さんにも誰にも言うなって釘刺してたし。
昨晩は、あんな状況で私を放って帰れなかっただけ。
私じゃなくたって、きっと誰に対してもそうしてたのかもしれない。
ほんの少しでも期待してた私が馬鹿だった。
体が一気に重たく息苦しくなってくる。
病は気からっていうけれど、本当にそうだ。
「おい、大丈夫か?」
遠くで東條さんの声が聞こえたような気がした。
*********
目を開けると、白い無機質な部屋のベッドに寝かされていた。
目線よりも少し斜め前に点滴がぶら下がっていて、その管は私の腕に繋がっている。
「目、覚ました?」
誰かの声がした。
東條さん?
声の方にゆっくりと顔を向けた。
「まだ顔色悪いな」
そこには心配そうに私の顔をのぞき込む柳本さんがいた。