そばにいさせて~クールなあなたとのセカンドストーリー⭐番外編追加⭐
バタン。
黒光りする扉が静かに閉まる。
下げていた頭をゆっくり上げると、真知さんと顔を見合わせ、「はぁ~」と息を吐きながら二人で支え合うようにしがみついた。
「まだ足震えてるんですけどぉ」
真知さんは自分の足を指刺しながらそう言い、お互いの体を支え合ったまま廊下を抜けオフィスに戻る。
私も足だけでなく、体も心も震えっぱなしだった。
抱き合ったまま二人でソファーに倒れ混む。
「やばいですね」
「でしょう?」
明るい窓から見える空は異様に青い。
「でも、友梨ちゃんが同席してくれて助かったわ。お陰でなんとか話が前に進んだ」
「私何もしてませんけど」
「だから、言ったじゃない。横に座ってくれてるだけで私にはすんごくありがたかったんだから!」
ようやくその意味がわかったような気がしていた。
あの部屋に二人っきりであの目で見つめられたら・・・・・・
想像しただけで気が遠くなる。
「私も仕事柄色んな社長にお目にかかることはあるけれど、あそこまでの輝きを放ってる人は見たことない。彼はきっとこれからも躍進していくことは間違いないわ」
私は何も言わず頷くしかできない。
そんなことを私が言うことすら恐れ多いような気がしていた。
だけど、あの人は・・・・・・
笑うことあるんだろうか。
冷たく光る目。
固く閉まった唇。
美しいんだけど、表情がほとんど変わらない。
何かをじっと思い詰めているような、口に出せない何かを奥底に秘めたような影を落としていた。
ま、そんなこと感じたところで私がどうこうできるはずもないのは重々承知だけれど。
黒光りする扉が静かに閉まる。
下げていた頭をゆっくり上げると、真知さんと顔を見合わせ、「はぁ~」と息を吐きながら二人で支え合うようにしがみついた。
「まだ足震えてるんですけどぉ」
真知さんは自分の足を指刺しながらそう言い、お互いの体を支え合ったまま廊下を抜けオフィスに戻る。
私も足だけでなく、体も心も震えっぱなしだった。
抱き合ったまま二人でソファーに倒れ混む。
「やばいですね」
「でしょう?」
明るい窓から見える空は異様に青い。
「でも、友梨ちゃんが同席してくれて助かったわ。お陰でなんとか話が前に進んだ」
「私何もしてませんけど」
「だから、言ったじゃない。横に座ってくれてるだけで私にはすんごくありがたかったんだから!」
ようやくその意味がわかったような気がしていた。
あの部屋に二人っきりであの目で見つめられたら・・・・・・
想像しただけで気が遠くなる。
「私も仕事柄色んな社長にお目にかかることはあるけれど、あそこまでの輝きを放ってる人は見たことない。彼はきっとこれからも躍進していくことは間違いないわ」
私は何も言わず頷くしかできない。
そんなことを私が言うことすら恐れ多いような気がしていた。
だけど、あの人は・・・・・・
笑うことあるんだろうか。
冷たく光る目。
固く閉まった唇。
美しいんだけど、表情がほとんど変わらない。
何かをじっと思い詰めているような、口に出せない何かを奥底に秘めたような影を落としていた。
ま、そんなこと感じたところで私がどうこうできるはずもないのは重々承知だけれど。