そばにいさせて~クールなあなたとのセカンドストーリー⭐番外編追加⭐
「お前、どこからそれを?」
「すみません、今日柳本さんとたまたまそんな話しになって・・・・・・。柳本さんは『鮮魚いわくら』とは言ってませんでしたが、あまりにうちの5年前の状況と重なった話だったから、もしかしてと思っただけです」
「・・・・・・ったく、翼の奴」
東條さんは額を手で押さえると、うつむいたまま声を振り絞るように呟いた。
私はゆっくりとベッドから体を起こす。
いつものようにすぐに何か言い返してくれたらいいのに。
言葉を飲み込んだまま苦しそうな表情でうつむく彼の横顔を見つめながら、私は罪悪感に苛まれていた。
どうして、こんなこと言っちゃったんだろう。
東條さんのこと苦しめたくないのに。
どうしたらこの気持ちが伝わる?大きく深呼吸して言葉を繋ぐ。
「でも・・・・・・例えそうだったとしても、私は東條さんのこと信じています」
彼は額に手を当てたまま私に視線を向けた。
「俺の何を信じれるんだ?」
「私を苦しみから救ってくれました。東條さんがいなかったら私今頃・・・・・・」
「わかったこと言うな」
そんな私の言葉を即座に遮る。
「お前は俺のこと何も知らない」
「それなら、教えて下さい!」
東條さんは何か言いたげな強い視線を私に向けると、私の手首をぎゅっと掴み自分に引き寄せた。
「俺の全て教えてやろうか?」
彼の熱い頬が私の頬に触れている。
耳元でささやく彼の声が私の体にピリピリと甘いしびれをもたらす。
「すみません、今日柳本さんとたまたまそんな話しになって・・・・・・。柳本さんは『鮮魚いわくら』とは言ってませんでしたが、あまりにうちの5年前の状況と重なった話だったから、もしかしてと思っただけです」
「・・・・・・ったく、翼の奴」
東條さんは額を手で押さえると、うつむいたまま声を振り絞るように呟いた。
私はゆっくりとベッドから体を起こす。
いつものようにすぐに何か言い返してくれたらいいのに。
言葉を飲み込んだまま苦しそうな表情でうつむく彼の横顔を見つめながら、私は罪悪感に苛まれていた。
どうして、こんなこと言っちゃったんだろう。
東條さんのこと苦しめたくないのに。
どうしたらこの気持ちが伝わる?大きく深呼吸して言葉を繋ぐ。
「でも・・・・・・例えそうだったとしても、私は東條さんのこと信じています」
彼は額に手を当てたまま私に視線を向けた。
「俺の何を信じれるんだ?」
「私を苦しみから救ってくれました。東條さんがいなかったら私今頃・・・・・・」
「わかったこと言うな」
そんな私の言葉を即座に遮る。
「お前は俺のこと何も知らない」
「それなら、教えて下さい!」
東條さんは何か言いたげな強い視線を私に向けると、私の手首をぎゅっと掴み自分に引き寄せた。
「俺の全て教えてやろうか?」
彼の熱い頬が私の頬に触れている。
耳元でささやく彼の声が私の体にピリピリと甘いしびれをもたらす。