そばにいさせて~クールなあなたとのセカンドストーリー⭐番外編追加⭐
「はい」
いきなり目が合ってドキンと体が跳ねた。
椅子を引いて立ち上がった東條さんを制止すべく私もすぐに立ち上がる。
「私やります!」
「いいよ。病み上がりだし」
「もう大丈夫ですから」
昨日はほとんど食べてないから、少しだけ足がふらふらするけど、これ以上東條さんに迷惑かけたくない。
両手で東條さんに座ってもらうようジェスチャーすると、敢えて元気そうな顔で笑ってみた。
そんな様子をじっと見ていた東條さんは一度だけ瞬きすると、クールな表情のまま言った。
「わざとらしいんだよ」
「え?」
そして、そのまま一人キッチンに入っていった。
「あの、大丈夫ですから!」
私も慌ててその後に続くも、サイズが大きめのスリッパを履いていたせいかキッチンの入り口の縁につまづきそのまま東條さんの腕にしがみつくように倒れこむ。
「何やってんだ」
腕にしがみついたままの私を見下ろした東條さんはようやく口もとを緩めた。
そして、そっとしがみつく腕を支えながら私の体勢を立て直すとニヤッと笑った。
「朝からそんなに俺に触れてほしい?」
「なっ!」
顔が一気に熱くなる。
恥ずかしくて体中がドクンドクンと熱く脈打つ。
それなのに、不敵に笑う意地悪な彼の目から自分の目を逸らすことができない。
突然、東條さんは私を片方の腕で抱き寄せると背中を軽くポンポンと叩いた。
そして、私の耳に顔を近づけるとささやくような声で言った。
「また近いうちにゆっくりとね」
「ふ、ふざけないで下さい!」
体中が沸騰してパニック寸前になり、思わずそんなことを言った彼をドンと突き放す。
力強く押し離したはずなのに、彼は一歩下がっただけで涼しげな顔をして私を見ながら笑っていた。
いきなり目が合ってドキンと体が跳ねた。
椅子を引いて立ち上がった東條さんを制止すべく私もすぐに立ち上がる。
「私やります!」
「いいよ。病み上がりだし」
「もう大丈夫ですから」
昨日はほとんど食べてないから、少しだけ足がふらふらするけど、これ以上東條さんに迷惑かけたくない。
両手で東條さんに座ってもらうようジェスチャーすると、敢えて元気そうな顔で笑ってみた。
そんな様子をじっと見ていた東條さんは一度だけ瞬きすると、クールな表情のまま言った。
「わざとらしいんだよ」
「え?」
そして、そのまま一人キッチンに入っていった。
「あの、大丈夫ですから!」
私も慌ててその後に続くも、サイズが大きめのスリッパを履いていたせいかキッチンの入り口の縁につまづきそのまま東條さんの腕にしがみつくように倒れこむ。
「何やってんだ」
腕にしがみついたままの私を見下ろした東條さんはようやく口もとを緩めた。
そして、そっとしがみつく腕を支えながら私の体勢を立て直すとニヤッと笑った。
「朝からそんなに俺に触れてほしい?」
「なっ!」
顔が一気に熱くなる。
恥ずかしくて体中がドクンドクンと熱く脈打つ。
それなのに、不敵に笑う意地悪な彼の目から自分の目を逸らすことができない。
突然、東條さんは私を片方の腕で抱き寄せると背中を軽くポンポンと叩いた。
そして、私の耳に顔を近づけるとささやくような声で言った。
「また近いうちにゆっくりとね」
「ふ、ふざけないで下さい!」
体中が沸騰してパニック寸前になり、思わずそんなことを言った彼をドンと突き放す。
力強く押し離したはずなのに、彼は一歩下がっただけで涼しげな顔をして私を見ながら笑っていた。