そばにいさせて~クールなあなたとのセカンドストーリー⭐番外編追加⭐
薬のせいかどうも頭がすっきりしない。
珍しく溜まりまくったメールの翻訳もなかなか進まなかった。
時間だけが無駄に過ぎて行く。こんな日もあるかと半ばあきらめて、ソファー席に移動した。
ソファーに体を沈めると、自分の筋力だけでは体を起こしていられずその柔らかい感触にそのまま吸収されていく。
やっぱりまだ本調子ではないのか体が重たいと実感した。
「岩倉さん?」
ソファーに沈んでいたら、目の前を柳本さんが通り過ぎ二度見した後、驚いた顔で私に声をかけてきた。
私もソファーから体を起こす。
「もう出て来て大丈夫なの?」
「ご心配おかけしてすみません。今日は熱も下がったし出勤しました。それに、今日は午後から柳本さんと最終打ち合わせだったから」
「そうなんだ。俺ももし岩倉さんがまだ復活してないなら今週末にでも延期しようと電話入れようと思ってたところだったんだ」
「そんな・・・・・・柳本さんもお忙しいのにこれ以上ご迷惑かけれないです。私も発表会が終わらないと落ち着かなくて、今日最終打ち合わせお願いします」
私はソファーからそっと立ち上がると頭を下げた。
「うん。じゃ、手短に終わらせよう。それまではゆっくり休んでて。そうそう、今日から大智の奴出張だって?」
「そうみたいです」
私は肩をすくめて笑った。
「大智にも言われてるかもしれないけど、何かあったら遠慮なく連絡して」
「はい、ありがとうございます」
「柳本さん!」
そこへカツカツとハイヒールの音を響かせて山村秘書がやってきた。
珍しく溜まりまくったメールの翻訳もなかなか進まなかった。
時間だけが無駄に過ぎて行く。こんな日もあるかと半ばあきらめて、ソファー席に移動した。
ソファーに体を沈めると、自分の筋力だけでは体を起こしていられずその柔らかい感触にそのまま吸収されていく。
やっぱりまだ本調子ではないのか体が重たいと実感した。
「岩倉さん?」
ソファーに沈んでいたら、目の前を柳本さんが通り過ぎ二度見した後、驚いた顔で私に声をかけてきた。
私もソファーから体を起こす。
「もう出て来て大丈夫なの?」
「ご心配おかけしてすみません。今日は熱も下がったし出勤しました。それに、今日は午後から柳本さんと最終打ち合わせだったから」
「そうなんだ。俺ももし岩倉さんがまだ復活してないなら今週末にでも延期しようと電話入れようと思ってたところだったんだ」
「そんな・・・・・・柳本さんもお忙しいのにこれ以上ご迷惑かけれないです。私も発表会が終わらないと落ち着かなくて、今日最終打ち合わせお願いします」
私はソファーからそっと立ち上がると頭を下げた。
「うん。じゃ、手短に終わらせよう。それまではゆっくり休んでて。そうそう、今日から大智の奴出張だって?」
「そうみたいです」
私は肩をすくめて笑った。
「大智にも言われてるかもしれないけど、何かあったら遠慮なく連絡して」
「はい、ありがとうございます」
「柳本さん!」
そこへカツカツとハイヒールの音を響かせて山村秘書がやってきた。