そばにいさせて~クールなあなたとのセカンドストーリー⭐番外編追加⭐
こんなことがあったばかりなのに、玄関の扉が閉まった途端東條さんの甘い抱擁を思い出してる。

今すぐ帰ってきてほしい。

明日までの時間がもどかしいくらいに会いたい気持ちが胸一杯に膨らんでいた。

頬に熱いものが流れ落ちる感覚。

私、泣いてる。

東條さんのこと考えただけで涙が溢れてる。

こんなに誰かを恋しいと思ったことはない。

苦しいよ。

東條さんのクールな切れ長の目が、ほんの少し緩んでる顔を想像しながら頬に流れた涙を手の甲で拭った。

色んな真実が見えるようで見えない。

私はどこにいればいいんだろう。

その答えはもうすぐわかるの?

重たい体を起こし、ソファーに横になった。


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